運動習慣が痴呆のリスクを減らす
人の脳の神経細胞は加齢とともに減少すると思われるかもしれませんが、実は中高年の脳でも新しい神経細胞はできるのです。
新しい神経細胞を増やす方法として、以下の2つがあります。
①「知的刺激」のある環境に身を置くこと。例えば、本や新聞を読んだり、楽器を演奏したり、ゲームをしたりなど。
②運動の実践。高齢者を対象にした調査で、1日に歩く距離が400m未満の人は、800m以上の人と比べて1.8倍痴呆になりやすいという報告もあります。運動の基本はやはりウォーキングですが、歩くのが好きでない方は、何か楽しそうな用事を作って、外出するようにしましょう。
加齢とともに筋肉は萎縮してきますが、80~90歳という高齢者でも、筋力トレーニングで筋肉の萎縮は改善できます。当院でも、個人にあった無理のない筋力トレーニングをご指導いたします。体力測定もできますので、ご興味のある方は、スタッフまでお声をかけてください。
健康長寿のために、これからもいろいろなことに関心をもち、活発に動き回っていきましょう。