関節リウマチ ~早期の診断、治療が病気の進行を抑える~

 

  関節リウマチは、破壊性進行性の関節炎を主病変とするため、関節破壊に対して強力なブレーキをかけることが重要です。関節破壊は発症後23年の進行が最も早いため、早期診断と早期治療が非常に重要です。

 

<早期リウマチの診断>

 2つ以上の関節に腫れや痛みがあったり、朝に関節がこわばったりする場合は関節リウマチの可能性があります。病院を受診し、レントゲン、採血、MRI等の検査を受け、確認をしてもらいましょう。

 

<治療>

 最近は早期より抗リウマチ薬を積極的に使います。副作用の恐れもあるため、定期的にレントゲン、採血、尿検査等を受ける必要があります。また、なかなか治療効果の認められない人には、生物学的製剤を使用することもあります。関節リウマチの治療薬は新しいものが年々開発されています。早期診断、早期治療により、今後関節リウマチは進行性の病気から治る病気になる可能性があります。